女性の薄毛・抜け毛はなぜ起こる?40代以降に増える原因を美容師が解説

「最近、髪のボリュームが減った気がする」

「分け目が目立つようになってきた」

「シャンプーのたびに抜け毛が気になる」

そんなお悩みを抱える女性は少なくありません。

実は40代以降の薄毛や抜け毛は、単純な加齢だけが原因ではなく、いくつもの要因が重なって起こります。

今回は、女性の薄毛・抜け毛の主な原因について分かりやすく解説します。

1. 女性ホルモン(エストロゲン)の減少

女性の髪の美しさやボリュームを支えているのが、女性ホルモンであるエストロゲンです。

エストロゲンには髪の成長を促し、成長期を長く保つ働きがあります。

しかし30代後半頃から徐々に減少し始め、40代後半から50代の閉経前後には大きく低下します。

その結果、

・髪が細くなる

・ハリやコシがなくなる

・分け目が目立ちやすくなる

・抜け毛が増える

といった変化が現れやすくなります。

また女性ホルモンが減少すると、体内の男性ホルモンの影響が相対的に強くなり、FAGA(女性男性型脱毛症)の原因になることもあります。

2. 頭皮の糖化とコラーゲンの減少

お肌のたるみやシワと同じように、頭皮も年齢とともに老化します。

その大きな要因のひとつが「糖化」です。

糖化とは、体内の余分な糖とタンパク質が結びつき、組織を硬くしてしまう現象です。

頭皮ではコラーゲンが硬くなり、

・頭皮の弾力低下

・頭皮の硬化

・血流の低下

・毛根を支える力の低下

につながります。

髪を育てる土壌が痩せてしまうため、健康な髪が育ちにくくなってしまいます。

3. 自律神経の乱れ

更年期やストレスの影響で、自律神経が乱れやすくなることも大きな原因です。

女性ホルモンの急激な変化は脳の視床下部にも影響を与えます。

その結果、

・睡眠の質の低下

・血流不良

・疲労感

・イライラや不安感

などが起こりやすくなります。

髪は寝ている間に分泌される成長ホルモンによって修復・成長します。

睡眠の質が低下すると、髪の成長にも影響が出てしまいます。

4. 血流不良

髪の毛は血液によって運ばれる栄養と酸素によって成長しています。

しかし、

・運動不足

・肩こり

・冷え

・ストレス

・自律神経の乱れ

などによって頭皮の血流が悪くなると、毛根まで十分な栄養が届かなくなります。

頭皮が硬い方や冷たい方は、血流不良が関係しているケースも少なくありません。

5. 栄養不足

髪は食べたもので作られています。

ダイエットや偏った食生活によって必要な栄養が不足すると、髪の成長に影響します。

特に不足しやすい栄養素は、

・タンパク質

・鉄分

・亜鉛

・ビタミン類

です。

どれだけ良い育毛ケアをしても、髪の材料が不足していては健康な髪は育ちません。

6. 頭皮の炎症

頭皮環境の悪化も見逃せない原因です。

・皮脂の過剰分泌

・紫外線

・間違ったホームケア

・乾燥

・ストレス

などによって炎症が起こると、毛根にダメージを与えます。

炎症が長期間続くことで、抜け毛や細毛につながる場合があります。

薄毛・抜け毛は一つの原因ではない

実際には、

女性ホルモンの減少

自律神経の乱れ

血流不良

栄養不足

頭皮環境の悪化

というように、複数の原因が重なっているケースがほとんどです。

だからこそ、原因を正しく知り、自分に合った対策を行うことが大切です。

まとめ

女性の薄毛や抜け毛は、

・女性ホルモンの減少

・頭皮の糖化と老化

・自律神経の乱れ

・血流不良

・栄養不足

・頭皮の炎症

など様々な要因が関係しています。

髪だけを見るのではなく、頭皮や身体の状態まで含めて考えることが、未来の髪を守る第一歩です。

次回は、

「AGAクリニックで行う治療」と

「美容室でできる育毛ケア」

それぞれの役割や違いについて解説していきます。

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