前回、小腸は栄養を吸収する主役だとご紹介しました。
では、なぜ小腸はこれほど効率よく栄養を吸収できるのでしょうか。
その秘密は、小腸の内側にある**「絨毛(じゅうもう)」**という小さなヒダにあります。
絨毛とは?
小腸の内側をのぞくと、表面はツルツルではありません。
無数の絨毛がびっしりと並んでいます。
この絨毛があることで、食べ物と触れ合う面積が大きくなり、栄養を効率よく吸収できる仕組みになっています。
もし絨毛がなかったら…
もし小腸の内側がツルツルだったら、栄養を吸収できる面積は限られてしまいます。
どれだけ栄養のある食事をしても、十分に体へ取り込むことができません。
絨毛は、限られた長さの小腸で効率よく栄養を吸収するための工夫なのです。
実は驚くほど広い表面積
絨毛と、その表面にあるさらに細かな突起のおかげで、小腸の表面積は約30〜40㎡あると考えられています。
これは、およそ20畳前後にもなる広さです。
体の中に、これほど大きな「吸収する場所」が折りたたまれて収まっていることになります。
腸活で大切なのは「吸収できる環境」
腸活というと、「発酵食品を食べる」「食物繊維を摂る」といったことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
もちろん、それらはとても大切です。
しかし、その目的は食べることではありません。
小腸がしっかり働き、必要な栄養を吸収できる環境を整えること。
それが腸活の大切な考え方です。
吸収された栄養は血液によって全身へ運ばれ、髪や肌、筋肉、内臓など、私たちの体を作る材料になります。
まとめ
今回覚えていただきたいポイントは3つです。
- 小腸の内側には「絨毛」という細かなヒダがある
- 絨毛があることで栄養を効率よく吸収できる
- 腸活とは、栄養をしっかり吸収できる環境を整えること
次回からは、いよいよ腸内細菌のお話です。
善玉菌・悪玉菌・日和見菌は、それぞれどんな働きをしているのでしょうか。
腸活と聞いて多くの人が思い浮かべるテーマに入っていきます。
※本記事は健康に関する一般的な情報を分かりやすくご紹介することを目的としており、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関へご相談ください。
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