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  • 白髪染めの方が傷むって本当?美容師が解説します

    「白髪染めは傷むから、ファッションカラーの方がいいですよね?」

    美容師をしていると、そんなご相談をいただくことがあります。

    確かに昔は白髪染め=暗い、傷む、ゴワつくというイメージがありました。

    ですが現在のカラー剤は大きく進化しており、実は「白髪染めだから傷む」「ファッションカラーだから傷まない」という単純な話ではありません。

    白髪染めとファッションカラーの違い

    白髪染めとファッションカラーの大きな違いは目的です。

    ファッションカラーは色味や透明感を楽しむためのカラー。

    グレーカラー(白髪染め)は白髪をしっかり染めるためのカラーです。

    そのためグレーカラーにはブラウン系の染料が多く配合されていることが一般的です。

    ただし、だからといって傷みやすさが大きく変わるわけではありません。

    本当にダメージを左右するもの

    実際に髪のダメージへ影響するのは次のような要素です。

    ・どのくらい明るくするか

    ・カラーの頻度

    ・毎回毛先まで染めるか

    ・髪の太さや状態

    ・加齢による変化

    ・ホームケアの有無

    例えば毎月根元だけを染める方と、毎回毛先まで全体を染める方では髪への負担は大きく変わります。

    これは白髪染めでもファッションカラーでも同じです。

    白髪染めで気を付けたいこと

    むしろ私が気になるのはカラー剤そのものより塗り方です。

    白髪をしっかり染めたい気持ちから、

    「数ミリの白髪も逃さない!」

    という考えで、地肌にカラー剤をベッタリ付けて塗布するケースがあります。

    もちろん1回でどうなるという話ではありません。

    ただ、長年繰り返すことで頭皮への負担は積み重なります。

    頭皮の乾燥やかゆみ、刺激の原因になることもあります。

    当店はゼロテク塗布をベースにしています

    当店では極力地肌にカラー剤を付けない「ゼロテク塗布」をベースに施術しています。

    コームを使いながら、根元ギリギリにカラー剤を塗布していく技術です。

    白髪はしっかり染めながらも、

    ・頭皮への刺激を軽減

    ・カラー特有の臭いを軽減

    ・頭皮環境を守る

    といったメリットがあります。

    将来の髪や頭皮のことを考えると、薬剤選びだけでなく塗布方法もとても大切です。

    まとめ

    白髪染めの方が傷むというのは、現在では必ずしも正しいとは言えません。

    大切なのは、

    「何で染めるか」

    ではなく

    「どう染めるか」

    です。

    髪質や白髪の量、ライフスタイルによって最適な方法は変わります。

    ファッションカラーが向いている方もいれば、グレーカラーが向いている方もいます。

    ダメージが気になる方はぜひご相談ください。

    今だけではなく、これから先も髪を楽しめるように、一緒に最適な方法を考えていきましょう。

  • 朝の健康と白湯 本当に体に良いの?

    最近、健康習慣として「朝に白湯を飲んでいます」という方が増えています。

    お客様からも

    「白湯って本当に体に良いんですか?」
    「ダイエット効果はありますか?」

    と聞かれることがあります。

    今回は白湯について、メリットと注意点を分かりやすくまとめてみます。

    白湯とは?

    白湯とは、一度沸騰させたお湯を50〜60℃程度まで冷ましたものです。

    一度沸騰させる理由は、水道水に含まれる塩素(カルキ)などを飛ばし、口当たりをまろやかにするためと言われています。

    最近では電気ケトルで沸かしたお湯を少し冷まして飲むだけでも十分白湯として扱われています。

    朝に白湯を飲むメリット

    胃腸が動きやすくなる

    寝ている間、胃腸の働きはゆっくりになります。

    朝に温かい水分を摂ることで胃腸が目覚めやすくなり、朝食を受け入れる準備が整いやすくなります。

    朝食が重たく感じる方にもおすすめです。

    水分補給になる

    睡眠中は汗や呼吸によって想像以上に水分が失われています。

    朝起きて最初に水分を補給することで、体内の循環をサポートできます。

    冷えが気になる方にも

    温かい飲み物は体を内側から温める感覚があります。

    特に女性や冷えが気になる方は、朝の一杯でホッとする方も多いです。

    白湯で痩せるは本当?

    ここは少し誤解されやすい部分です。

    SNSなどでは

    「白湯で代謝アップ」
    「脂肪燃焼効果」
    「飲むだけで痩せる」

    という表現を見かけることがあります。

    しかし、白湯を飲むだけで大きく痩せる効果はほとんど期待できません。

    確かに温かい飲み物によって体温がわずかに上がることはありますが、それだけで体脂肪がどんどん減るわけではありません。

    白湯はダイエット食品ではなく、健康的な生活習慣の一つとして考えるのが良いと思います。

    飲み過ぎは必要ない

    健康のためと思って朝から大量に飲む必要はありません。

    コップ1杯程度、200〜300mlほどで十分です。

    無理にたくさん飲むよりも、毎日続けられる量を習慣にすることが大切です。

    熱すぎる白湯は逆効果

    熱ければ熱いほど良いというわけではありません。

    70℃以上の熱い飲み物を無理して飲むと、食道や胃への負担になる場合があります。

    少し熱いお茶くらいの温度を目安に、ゆっくり飲むのがおすすめです。

    白湯が苦手な方は無理しなくて大丈夫

    実は我が家でも、妻は白湯があまり得意ではありません。

    そんな場合は

    ・レモン果汁を数滴加える
    ・梅干しを合わせる
    ・ほうじ茶を飲む
    ・温かい麦茶を飲む

    などでも十分です。

    大切なのは「白湯を飲むこと」ではなく、「朝に温かい飲み物で水分補給をすること」です。

    まとめ

    白湯は手軽に始められる健康習慣のひとつです。

    胃腸を目覚めさせたり、水分補給をしたり、体を温めるサポートにはなります。

    ただし、飲むだけで痩せるような特別な効果を期待するものではありません。

    そして白湯が苦手な方は無理に続ける必要もありません。

    自分が心地よく続けられる温かい飲み物を選びながら、気持ちの良い朝の習慣を作っていきましょう。

  • ヘアカラー後は48時間シャンプーしない方がいいって本当?

    ヘアカラーをされたお客様からよくいただく質問があります。

    「カラーした日はシャンプーしない方がいいんですか?」

    美容業界では昔から「カラーが落ち着くまで48時間かかるので、その間はシャンプーを控えた方が良い」と言われてきました。

    確かにカラー後もしばらくは髪の中で反応が続いているため、まったく根拠のない話ではありません。

    しかし、実際のサロンワークで多くのお客様を見ていると、当日、翌日、翌々日で多少の違いはあったとしても、汗をかいたのに我慢して洗わないほどの大きな差が出るケースはそれほど多くありません。

    最近はカラー剤も進化していますし、カラー後の処理剤やホームケア用品も充実しています。

    そのため、カラー当日にシャンプーをしたからといって、一気に色が落ちてしまうということはほとんどありません。

    むしろ色持ちに影響しやすいのは、毎日の習慣です。

    例えばお湯の温度が高すぎる場合や、ヘアアイロンやコテを高温で使用している場合、紫外線を強く浴びる環境にいる場合などは、少しずつ退色が進みやすくなります。

    特に注意したいのがお湯の温度です。

    実際にはシャンプーをするかどうかよりも、お湯の温度の方が色持ちに影響することもあります。

    カラー直後の数日は38℃前後を目安に、熱すぎるお湯を避けるだけでも色持ちは変わってきます。

    また、朝に運動をする方や汗をかきやすい方、家庭菜園や屋外作業をされる方、1日に何度もシャワーを浴びる方は少しだけ意識してみてください。

    朝はシャンプーを使わずお湯だけで流したり、シャンプーは夜の1回にしたりするだけでも退色を抑えやすくなります。

    最初の2〜3日はトリートメントを長時間放置しすぎず、アイロンやコテの高温使用も控えめにするとより安心です。

    ただし、ブリーチをした髪に色を重ねている場合や、赤系、ピンク系、シルバー系、アッシュ系などの濃い色味を入れている場合は話が少し変わります。

    これらのカラーは色素の特性上、シャンプーのたびに少しずつ色が抜けていくものです。

    また、髪のダメージが強い場合も色素を保持する力が弱くなっているため、どうしても退色しやすくなります。

    これは失敗ではなく、カラーの性質によるものです。

    だからこそカラーシャンプーやカラー専用シャンプーを活用しながら、色の変化も楽しんでいただければと思います。

    カラー後に本当に大切なのは、48時間シャンプーを我慢することではありません。

    最初の数日間を少しだけ優しく扱うことです。

    必要以上に神経質になる必要はありませんが、毎日のケアを少し意識することで、きれいなカラーをより長く楽しむことができます。

  • 頭皮の筋肉(筋膜)って何?加齢とともに気をつけたい頭皮ケアの話

    「顔のたるみが気になる」

    「最近トップのボリュームが出なくなった」

    「頭が重い、目が疲れやすい」

    そんな悩みが増えてきたら、顔だけではなく頭皮にも目を向けてみましょう。

    実は頭皮にはいくつかの筋肉があり、それらは一枚の大きな膜(帽状腱膜)でつながっています。

    今回は頭皮の構造と加齢による変化についてお話しします。

    頭皮は1枚でつながっている

    頭皮には主に

    ・前頭筋(おでこ)

    ・側頭筋(耳の上)

    ・後頭筋(後頭部)

    ・帽状腱膜(頭頂部)

    があります。

    イメージとしては、

    前頭筋と後頭筋がゴムシートのような帽状腱膜でつながり、

    その両サイドを側頭筋が支えている状態です。

    よく顔のたるみは顔だけの問題と思われがちですが、

    実際は頭皮も顔も一枚の皮膚でつながっています。

    頭皮が硬くなったり動かなくなったりすると、

    顔を支える土台にも影響が出てしまいます。

    加齢で起きる変化

    若い頃の頭皮は柔らかく、

    前後左右に自然と動きます。

    しかし年齢を重ねると、

    ・血流の低下

    ・運動不足

    ・姿勢不良

    ・スマホやパソコンによる眼精疲労

    ・ストレス

    などの影響で頭皮が硬くなりやすくなります。

    特に現代人は側頭筋が硬くなりやすい傾向があります。

    長時間のスマホやパソコン作業では無意識に食いしばりも増えるため、

    耳の上からこめかみ周辺がガチガチになっている方も少なくありません。

    頭皮が硬くなるとどうなる?

    頭皮が硬くなると、

    まず血流が滞りやすくなります。

    すると

    ・頭が重い

    ・目が疲れやすい

    ・肩や首がこる

    ・睡眠の質が下がる

    などの不調につながることがあります。

    また美容面では

    ・トップのボリューム低下

    ・髪のハリコシ低下

    ・顔のたるみ感

    などが気になる方も増えてきます。

    もちろん頭皮マッサージだけでリフトアップするわけではありません。

    しかし頭皮環境を整えることは、美容と健康の両方にとって大切な習慣のひとつです。

    特に大切なのは帽状腱膜

    頭皮マッサージで意外と見落とされるのが頭頂部です。

    頭頂部には筋肉ではなく「帽状腱膜」という硬い膜があります。

    ここは血流が滞りやすく、

    ストレスや疲労の影響も受けやすい場所。

    実際に触ってみると、

    柔らかい人と硬い人ではかなり差があります。

    頭頂部を優しく動かすことで、

    頭全体が軽く感じる方も多いです。

    マッサージ中は感覚に集中してみる

    頭皮マッサージをする時は、

    ただ手を動かすだけでは少しもったいないかもしれません。

    頭皮がじんわり温かくなる感覚や、

    手のひらに伝わる皮膚の動きを感じてみましょう。

    すると自然と意識が頭皮に向き、

    仕事や家事、人間関係などの考え事から少し距離を置きやすくなります。

    これは近年注目されているマインドフルネスにも近い状態です。

    呼吸もゆっくりになり、

    心身ともにリラックスしやすくなります。

    毎日3分で十分

    頭皮ケアは長時間やる必要はありません。

    大切なのは継続です。

    歯磨きをするように、

    毎日少しだけ頭皮をほぐしてあげる。

    それだけでも頭皮の柔軟性や血流環境の維持に役立ちます。

    顔のお手入れをするように、

    頭皮もケアしてあげる。

    髪はもちろん、

    未来の自分のための健康習慣としてもおすすめです。

    毎日の小さな積み重ねが、

    5年後、10年後の髪と頭皮を作っていきます。

  • シャンプーは毎日しているのに、なぜ髪は思い通りにならないのか

    「高いシャンプーを使っているのに髪がまとまらない」

    「トリートメントもしているのにパサつく」

    「年齢とともにトップが潰れやすくなった」

    そんな相談をサロンで受けることがあります。

    そのたびに思うのです。

    もしかしたら、あなたは武器を持ちながら使い方を知らない勇者なのかもしれません。

    伝説の剣を持っていても、振り方を知らなければ戦えません。

    ヘアケアも同じです。

    大切なのは商品選びだけではなく、髪との付き合い方なのです。

    今日は美容師として、多くのお客様を見てきた経験から「髪が変わるシャンプーの流れ」を理論的に解説していきます。

    第一章 戦いはお風呂に入る前から始まっている

    多くの人は浴室に入ってからヘアケアが始まると思っています。

    ですが実際は違います。

    本当のスタート地点はブラッシングです。

    髪には1日を通して、

    ・ホコリ
    ・花粉
    ・皮脂
    ・抜け毛
    ・絡まり

    が蓄積しています。

    ブラッシングを行うことで、それらを事前に取り除き、髪の絡まりをほどくことができます。

    これによってシャンプー時の摩擦を減らし、泡立ちも良くなります。

    特にロングヘアの方は効果を実感しやすいでしょう。

    まるで戦場へ向かう前に装備を整えるようなものです。

    準備ができている髪は、その後の工程をスムーズに進められます。

    第二章 シャンプーではなく、すすぎが主役

    美容師が驚くことがあります。

    それは、多くの人がシャンプー時間よりすすぎ時間の方が短いことです。

    実は汚れの大部分はお湯だけでも落ちます。

    予洗いと呼ばれる工程です。

    しっかりと2〜3分お湯を当てることで、

    ・汗
    ・ホコリ
    ・水溶性の汚れ

    はかなり除去できます。

    その結果、シャンプーの使用量も減り、頭皮への負担も軽くなります。

    またロングヘアの方は毛先へのシャワーも忘れないようにしましょう。

    さらにお湯の温度も重要です。

    熱すぎるお湯は必要な皮脂まで洗い流してしまいます。

    おすすめは38℃前後。

    頭皮や髪の乾燥を防ぎながら洗浄力とのバランスを取ることができます。

    第三章 泡はただの泡ではない

    シャンプー剤を直接頭皮につけていませんか?

    もしそうなら少しだけ方法を変えてみましょう。

    シャンプーは泡立ててから使うのがおすすめです。

    なぜなら泡はクッションだからです。

    髪同士が擦れるのを防ぎ、摩擦ダメージを軽減してくれます。

    さらに頭皮を洗うときは爪ではなく指の腹。

    頭皮そのものを揉み上げるようなイメージで洗います。

    ゴシゴシ擦る必要はありません。

    頭皮を動かすことが大切です。

    そして美容師ならではのおすすめがあります。

    頭皮が洗えたら泡が付いた状態で粗めのコームを通してみてください。

    髪に残ったオイルやスタイリング剤が浮きやすくなり、髪全体を均一に洗うことができます。

    第四章 トリートメントを無駄にしない方法

    シャンプー後、髪がびしょ濡れのままトリートメントを付けていませんか?

    実はこれ、少しもったいないのです。

    髪に大量の水分が残っていると、トリートメント成分が薄まってしまいます。

    そこでおすすめなのが軽いタオルドライ。

    タオルで優しく押さえるように水分を取ります。

    その後トリートメントを塗布。

    そしてここでもコームの出番です。

    粗めのコームで梳かすことで、トリートメントがムラなく全体へ行き渡ります。

    髪の表面だけでなく、内側まで均一にケアできるのです。

    さらに1〜2分置くことで成分が髪へなじみやすくなります。

    第五章 上級者だけが知る乳化テクニック

    これは少しマニアックな方法です。

    桶にお湯を溜めて髪を浸し、溜めたお湯をすくいながら髪へかけていく方法。

    美容業界では乳化に近い考え方として使われることがあります。

    トリートメントが均一になじみやすくなり、指通りが向上する方もいます。

    特にダメージ毛やロングヘアの方は試してみる価値があります。

    ただし、まずは基本の工程が優先です。

    上級テクニックは土台ができてから。

    ゲームで言えば隠しダンジョンのようなものです。

    第六章 前髪は待ってくれない

    お風呂から上がる。

    タオルドライをする。

    スキンケアをする。

    気づいたら前髪が割れている。

    トップが潰れている。

    これは非常によくある話です。

    髪は濡れた状態で形が決まります。

    特に前髪やつむじ周辺は乾くスピードが速いため、放置するとそのままクセが固定されます。

    だからこそ、

    スキンケア前に5秒。

    前髪だけ。

    トップだけ。

    そこだけでも先に乾かしてください。

    これだけで翌朝の扱いやすさが大きく変わります。

    高価なスタイリング剤より効果を感じる人も少なくありません。

    最後に

    髪質改善という言葉を聞くと、多くの人は特別なトリートメントや高級なホームケア商品を想像します。

    もちろんそれらも大切です。

    ですが本当に大きな差を生むのは日常の積み重ねです。

    ブラッシング。

    すすぎ。

    泡立て。

    コーム。

    タオルドライ。

    乾かすタイミング。

    どれも特別な技術ではありません。

    だからこそ続けられる。

    そして続けられることこそが、髪を変える一番の近道なのです。

    明日からではなく、今日のお風呂から。

    あなたの髪との冒険を始めてみませんか。

  • 「結局どの水がいいの?」40代からのお客様によく聞かれるお話

    こんにちは。

    40代からの大人世代専門美容室として日々お客様と向き合っていると、髪の悩みだけではなく健康や美容のお話になることも少なくありません。

    先日もお客様からこんな質問をいただきました。

    「水素水って本当にいいんですか?」
    「アルカリイオン水の方が体に良いんですか?」
    「シリカ水って髪に良いって聞いたんですけど…」

    SNSやテレビを見ていると、本当にたくさんの種類の水がありますよね。

    美容に興味がある方ほど、

    「何を飲めば正解なの?」

    と迷ってしまうと思います。

    今日は美容師目線ではなく、一人の生活者として感じていることも交えながら、水の違いについてわかりやすくお話してみます。

    髪も体も、実はまずは『水分不足』を防ぐことが大切

    40代を過ぎる頃から、

    • 髪のパサつき
    • ツヤの低下
    • うねり
    • 頭皮の乾燥

    を感じる方が増えてきます。

    すると、

    「高いシャンプーに変えた方がいいかな」
    「サプリを飲んだ方がいいかな」

    と考える方も多いのですが、意外と見落とされているのが水分補給です。

    人の体の約60%は水分。

    頭皮も髪を育てる毛根も、十分な水分があってこそ正常に働きます。

    まずは特別な水よりも、

    『ちゃんと水を飲めているか』

    ここが一番大切です。

    普通の水は実はかなり優秀

    天然水やミネラルウォーター。

    特別感はありませんが、実はこれが一番優秀です。

    • 水分補給ができる
    • 胃腸への負担が少ない
    • 毎日続けやすい

    健康面で考えると、多くの方はこれだけで十分と言われています。

    美容室でも、

    「何を飲んだらいいですか?」

    と聞かれたら、

    まずは普通のお水をしっかり飲みましょうとお伝えしています。

    アルカリイオン水は胃が弱い方には相性が良いことも

    アルカリイオン水は、電気分解によって作られたアルカリ性のお水です。

    胃もたれや胃酸過多などの改善が期待できるとされています。

    ただし、

    「体をアルカリ体質にする」

    という話は少し誤解があります。

    人間の体はとても優秀なので、血液の状態は一定に保たれています。

    ですので、

    健康な方が無理にアルカリイオン水だけを選ぶ必要はありません。

    胃の不快感が気になる方は試してみる価値があるかもしれませんね。

    水素水は期待されているけれど…

    美容好きな方なら一度は聞いたことがある水素水。

    抗酸化作用やアンチエイジングなど、魅力的な言葉が並びます。

    実際に研究も進んでいます。

    ただ現時点では、

    「健康な人が飲んで誰でも実感できるほどの効果」

    については、まだ十分な証拠が揃っていないと言われています。

    もちろん否定するわけではありません。

    ただ、

    高価な水素水を飲むことよりも、

    まずは毎日きちんと水を飲むことの方が大切だと思っています。

    炭酸水はダイエット中の強い味方

    これは意外と人気です。

    無糖の炭酸水。

    • 満腹感が出る
    • 口の中がさっぱりする
    • 間食を減らしやすい

    というメリットがあります。

    実際に体重管理を頑張っているお客様からも、

    「お菓子が減った」

    という声をよく聞きます。

    ただし胃腸が弱い方は、お腹が張ることもあるので無理は禁物です。

    シリカ水は美容好きな方に人気

    シリカ水は美容系の雑誌やSNSでもよく見かけます。

    美肌
    美髪
    ネイル

    などのキーワードで紹介されることが多いですね。

    ただ、

    「シリカ水を飲んだから髪が劇的に綺麗になる」

    という強い証拠は今のところありません。

    美容意識を高めるきっかけとしては良いと思いますが、過度な期待はしなくて良いのかなと思います。

    硬水と軟水の違い

    日本人に馴染みがあるのは軟水です。

    飲みやすく、胃腸にも優しい。

    一方で硬水は、

    • カルシウム
    • マグネシウム

    が豊富です。

    便秘が気になる方には合うことがあります。

    ただし、慣れていない方はお腹がゆるくなることもあります。

    まずは少量から試してみるのがおすすめです。

    美容師として思うこと

    毎日たくさんのお客様を担当していて感じるのは、

    髪が綺麗な方ほど特別なことをしていないことです。

    • よく眠る
    • 適度に動く
    • バランス良く食べる
    • 水をしっかり飲む

    実はこうした基本を大切にしています。

    髪質改善も同じです。

    どんなに良い施術でも、

    土台となる体や生活習慣が整っていなければ美しさは長続きしません。

    まとめ

    結局のところ、

    「自分が無理なく続けられる水をしっかり飲む」

    これが一番大切です。

    普通の水でも十分。

    炭酸水でも良い。

    アルカリイオン水やシリカ水を楽しむのも良い。

    大切なのは、

    高価な水を探し続けることではなく、

    毎日の水分補給を習慣にすること。

    髪もお肌も、そして体も。

    美しさは特別なものより、毎日の積み重ねから作られていきます。

    もし今、

    「最近髪のパサつきが気になる」
    「昔よりツヤがなくなった気がする」
    「何をしてもまとまらない」

    そんなお悩みがありましたら、一人で抱え込まずにご相談ください。

    40代からの髪は、若い頃とは悩みの種類が変わります。

    だからこそ、その年代に合わせたケアと向き合い方が必要です。

    あなたの髪が、これから先も自信を持てる存在であり続けるように。

    私たちがお手伝いできれば嬉しく思います。

  • 「1日2L飲まないと健康になれない」は本当?

    健康や美容の情報を見ていると、

    「1日2Lの水を飲みましょう」

    という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

    私自身も美容師としてお客様とお話ししている中で、

    「2L飲まないとダメなんですよね?」

    と質問されることがあります。

    ですが実は、

    「1日2L飲めば健康になる」

    という強い科学的根拠はありません。

    有名な話なので正しいと思われがちですが、少し誤解されている部分があるのです。

    では、なぜ「2L」という数字が広まったのでしょうか?

    昔から成人は1日に約2.5Lの水分を失うと言われています。

    その内訳はおおよそ、

    尿:約1.5L

    汗:約0.5L

    呼吸:約0.3L

    便:約0.1〜0.2L

    と言われています。

    これだけ見ると、

    「じゃあ2.5L飲まないといけないの?」

    と思いますよね。

    しかし実際には、私たちは飲み物以外からも水分を摂っています。

    例えば食事から約0.7〜1L程度の水分を摂取していますし、体内で栄養素を代謝する過程でも約0.2〜0.3Lの水が作られています。

    つまり失われる2.5Lのすべてを飲み物で補う必要はありません。

    そこから計算すると、

    「残りの1.2〜2L程度を飲み物で補給しましょう」

    という考え方になり、それがいつの間にか

    「1日2L飲みましょう」

    として広まったと言われています。

    ただし、ここで大事なのが個人差です。

    実は必要な水分量は人によって大きく異なります。

    例えば運動をよくする人。

    ランニングやバスケットボールなどで大量に汗をかく人は、当然ながら水分の必要量も増えます。

    夏場の屋外スポーツであれば2Lでは足りないことも珍しくありません。

    一方で、

    デスクワーク中心の日

    涼しい室内で過ごす日

    運動をしていない日

    であれば、2Lも必要ない場合があります。

    つまり、

    「みんなが2L」

    ではなく、

    「自分に必要な量」

    が大切なのです。

    さらに、

    「水をたくさん飲むと痩せる」

    という話もよく聞きます。

    確かに水分をしっかり摂ることで、

    便通改善

    むくみ対策

    食欲コントロール

    代謝活動のサポート

    などのメリットはあります。

    しかし、水そのものが脂肪を燃やしてくれるわけではありません。

    脂肪を減らすためには、

    適度な運動

    十分な睡眠

    バランスの良い食事

    この土台が必要になります。

    では、どれくらい飲めば良いのでしょうか?

    私がお客様にもお伝えしているのは、

    数字よりも体のサインを見ることです。

    特に分かりやすいのが尿の色です。

    薄いレモン色であれば理想的な状態。

    濃い黄色なら水分不足気味。

    逆にほぼ透明であれば飲み過ぎている可能性もあります。

    健康のために本当に大切なのは、

    「無理に2Lを達成すること」

    ではなく、

    「脱水状態を作らないこと」

    です。

    のどが渇く前に少しずつ飲む。

    汗をかいた日は意識して補給する。

    食事からも水分を摂る。

    そんな自然な習慣の方が、長く続けられて体にも優しい方法です。

    数字に縛られるよりも、自分の体調や生活スタイルに合わせた水分補給を心がけてみてください。

    その積み重ねが、健康な体づくりへの近道になるはずです。

  • 【髪質改善の真実】どれも同じに見えていませんか?プロが教える3つのグループ分け

    こんにちは、石井です。

    今日は、最近よく耳にする「髪質改善」というメニューについてのお話です。

    実はこの「髪質改善」という名前には、業界で明確な定義や決まりがありません。

    そのため、お客様が混乱してしまうのはもちろんですが、美容師側でさえもその本質を正しく理解していないケースが少なくないのです。

    お店によって中身はバラバラですが、プロの目線で大きくグループ分けをすると、実は次の3つに集約されます。

    1 酸熱トリートメント

    2 微還元トリートメント(酸性ストレート)

    3 システムトリートメント(高濃度ケラチン)

    各種メーカーからたくさんの商品が出ており、それぞれに中身も違えば、特有の強みや向き不向きがあります。

    しかし、メーカーは「素晴らしい商品です!」というアピールと、親切なマニュアルをセットにして美容室へ販売します。極端な話、そのマニュアルさえあれば、誰でも施術自体はできてしまうのが現状です。

    さらに、どの商品のパンフレットを見ても、ツヤツヤで美しい髪のビフォーアフター写真が並んでいるため、一般の方から見ればどれも同じように良く見えてしまいますよね。

    ここで大切なお話をさせてください。

    お医者さんが患者さんの症状や体質に合わせてお薬を処方するのと同じで、髪のケアも全く同じです。

    お客様一人一人、抱えているお悩みも、なりたい理想の髪質も、決して同じではありません。

    だからこそ、私たちはメーカーのマニュアルを鵜呑みにするのではなく、目の前のお客様の髪をしっかり見極め、本当に必要なものを選択することを何よりも大切にしています。

    「私の髪には、一体どれが合うんだろう?」

    そう疑問に思われた方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。あなただけの、本当に健やかで美しい髪を一緒に作っていきましょう。

  • 【大切なお願い】髪が綺麗になったその後に。私たちが「お帰りの前の一杯」を強制する理由(笑)

    こんにちは!髪匠りのん 石井です。

    最近、日差しがすっかり夏めいてきましたね。サロンの窓から見える青空がとても気持ち良い季節ですが、それと同時に、私たちが「あること」にちょっとした危機感を持っています。

    今日は、いつも来てくださる大切なお客様の「健康」を守るためのお願いと、私たちの小さなおせっかいについて書かせていただきます。

    のどが渇いていなくても、体はカラカラ?

    当店の自慢は、オープン以来、ずーっと信頼して通い続けてくださる人生の先輩方(大切なお姉様方)がたくさんいらっしゃることです。いつもおうちでの出来事や昔のお話など、たくさんおしゃべりしながら施術をさせていただき、本当に楽しい時間を過ごしています。

    ただ、カラーやパーマの待ち時間に「冷たいお茶かお水、いかがですか?」とお聞きすると、多くの方がこうおっしゃいます。

    「あ、今のど渇いてないから大丈夫よ!」

    「トイレが近くなるとお店に迷惑かけちゃうから、いいわ」

    お気遣いいただけるのは本当にありがたいのですが……実はこれ、プロの目線から見ると、とっても心配な状態なのです。

    カラーやパーマのカットコースだと、お店に入ってから出るまで、トータルで【2時間から3時間】ほどかかります。この間、一度も水分を摂らずにお帰りになる方がいらっしゃいます。

    シニアの体は「渇き」に気づきにくい?

    医学的なお話になりますが、人間の体は年齢を重ねると、少しずつ「体内の水分貯金」が減っていきます。成人に比べて、シニア世代の方は体の中の水分量がおよそ10%も少ないと言われているんです。

    さらに困ったことに、脳にある「水分が足りないから、のどを渇かせろ!」というセンサーも、年齢とともに少しずつおっとり、鈍くなってしまいます。そのため、「本当は体がカラカラなのに、本人は全くのどが渇いていないと感じる」というギャップが生まれやすくなるのです。

    サロンの空間は、おしゃべりをして息を使いますし、施術で頭皮や体がじんわり温まることもあります。のどが渇いていなくても、2〜3時間の間にコップ1杯分(約150ml)ほどの水分が、息や皮膚からじわじわと外に逃げてしまっています。

    そのまま水分を補給せずに外の暑い道路へ出ると、急な立ちくらみや、熱中症のリスクが跳ね上がってしまいます。

    これから夏にかけて、お店の「新ルール」にします!

    せっかく私たちの手で髪を綺麗に、ピカピカにしてハッピーな気持ちになったのに、お帰りの道中で体調を崩されてしまったら、私たちは悲しくて仕方がありません。

    そこで、これから暑くなる季節、当店では新しいルールを設けました。

    【お帰りの際、強制的にコップ1杯の水分を飲んでいただくルール】を開始します!(笑)

    途中の施術時間でお断りされたお客様にも、お会計の前後で「はい、これはおうちへ安全に帰るためのお薬(お茶)ですよ〜!」と、半ば強制的に(もちろん笑顔で!)お出ししますね。トイレの心配も、お店を出る直前なら安心なはずです。

    私たち夫婦が、皆様の髪の美しさだけでなく、お帰りの足元までしっかり守らせていただきます。

    「ちょっとおせっかいな美容室だな」と思われるかもしれませんが、すべては皆様への愛ゆえです(笑)。ぜひ、お帰りの前のコップ1杯、グイッと飲み干してお出かけくださいね。

    今週も、冷たくて美味しいお茶を用意して、皆様の笑顔をお待ちしております!

  • 美容師の「どうされますか?」には理由がある。

    長い時間を共にする仕事だからこそ思うこと

    美容師という仕事は、数ある接客業の中でも少し特殊だと思っています。

    なぜなら、

    • 髪に触れる
    • 距離が近い
    • 長時間一緒に過ごす
    • プライベートな話も出やすい

    という、とても“近い接客”だからです。

    その分、時には美容師の言動が話題になったり、SNSで揶揄されることもあります。

    例えば有名なのが、

    「この後どこか行かれるんですか?」

    という美容師の質問。

    「余計なお世話」と感じる方もいるかもしれません。

    でも実はこれ、

    • スタイリングの強さ
    • 巻きの持ち
    • オイルの量
    • 仕上がりの雰囲気

    を決めるために聞いていることも多いんです。

    また、シャンプー後に

    「洗い足りないところありますか?」

    は分かるけど、

    「流し足りないところありますか?」

    には、

    「それはそっちで確認してよ!」

    と思う方もいるかもしれません。

    正直、美容師側も“絶対に不快にさせない正解”を探しながら接客しています。

    ただ、美容師からすると逆に感じることもあります。

    例えばカラーやパーマ、トリートメント。

    実は同じように見えても、

    • ダメージへの配慮
    • 薬剤の質
    • 持続性
    • 髪質との相性
    • 必要な処理工程

    によってかなり内容が違います。

    もちろん価格差もあります。

    でも実際には、

    「一番安いので」

    だけで決まってしまうことも少なくありません。

    もちろん予算はとても大切です。

    ただ、美容師としては、

    「今の髪の状態なら、こちらの方が負担が少ない」

    「今回はこっちの方が長持ちする」

    という“髪のプロとしての提案”をしていることも多いんです。

    だからこそ、

    「高いメニューを売りたい」

    というより、

    「今の髪に合う方法を選びたい」

    という気持ちで話している美容師もたくさんいます。

    美容室って、髪を切るだけの場所ではなく、

    • 髪の悩み
    • 年齢変化
    • 生活習慣
    • ダメージ
    • 似合うバランス

    を一緒に考える場所でもあります。

    だからこそ、

    「美容師の質問にも意味がある」

    そして同時に、

    「お客様の感じ方も大切」

    お互いに少しだけ歩み寄れると、もっと心地良い時間になるのかなと思っています。