育毛サプリや美容サプリの成分表を見ると、ノコギリヤシやアマニ油などは比較的イメージしやすいかもしれません。
一方で「ライ麦エキス」と聞いても、どんな成分なのか想像しにくい方も多いのではないでしょうか。
ライ麦は小麦の仲間の穀物です。
ヨーロッパでは古くから栽培されており、寒さや痩せた土地にも強いという特徴があります。
小麦が育ちにくい地域でも育つため、古代から中世にかけて多くの人々の食生活を支えてきました。
実は昔のヨーロッパでは、白い小麦パンは高級品でした。
一方でライ麦パンは庶民の主食。
毎日の暮らしを支える身近な食べ物だったのです。
そんなライ麦には食物繊維や植物由来成分が含まれています。
近年では健康分野や美容分野でも利用されることが増え、様々なサプリメントにも配合されています。
また食物繊維は腸内細菌のエサになる成分として知られています。
最近では「脳腸相関」という言葉も耳にする機会が増えました。
脳と腸は互いに影響し合うことが分かってきており、腸内環境の重要性が改めて注目されています。
もちろん、ライ麦エキスを摂ったからといって髪が生えるという単純な話ではありません。
しかし髪の健康を考える時、頭皮だけではなく体全体のコンディションも大切です。
どれだけ良い栄養を摂っても、吸収できなければ意味がありません。
どれだけ高価なヘアケアを使っても、体調が整っていなければ十分な力を発揮できないこともあります。
だからこそ最近の育毛やアンチエイジングでは、「髪だけを見る」のではなく「人を見る」という考え方が広がっています。
ライ麦エキスもその一つ。
髪を直接変える成分というよりは、体の内側から土台を支える植物由来成分として配合されているのかもしれません。
今回でビュリクシールに配合されている主要成分の勉強はひと区切りとなりました。
ノコギリヤシ、ボラージ油、アマニ油、小麦胚芽油、欧州松樹エキス、そしてライ麦エキス。
それぞれ役割は異なりますが、共通しているのは「髪だけではなく、体全体のコンディションを考える」という発想です。
成分を調べていくと、効果や効能だけでなく、その植物が人々の暮らしの中でどのように使われてきたのかという歴史まで見えてきます。
それもまた、植物の面白さなのかもしれませんね。
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