美容師として仕事をしていると、お客様から髪のお悩みを伺う機会がたくさんあります。
最近では
「トップのボリュームが出なくなった」
「髪が細くなった気がする」
「抜け毛が増えた気がする」
といったご相談を受けることも少なくありません。
もちろん髪の変化には様々な要因があります。
カラーやパーマの履歴。
生活習慣。
食事や睡眠。
加齢による変化。
その中で以前から気になっていたのが、更年期と髪の関係です。
ただ、私は男性です。
女性の更年期を実際に経験することはできません。
だからこそ、想像だけで話すのではなく、まずは知ることが大切だと思い改めて勉強してみました。
勉強して最初に感じたのは、更年期は単なる老化ではないということです。
更年期は卵巣の働きが徐々に低下し、女性ホルモンの分泌が大きく変化する時期です。
誰にでも訪れる自然な体の変化ですが、その変化は体だけでなく髪や頭皮にも影響を与える可能性があります。
特にエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンは、髪の成長や頭皮環境と深く関わっていることがわかっています。
エストロゲンが減少すると、ヘアサイクルの変化や血流の変化、頭皮環境の変化が起こることがあります。
その結果として、
髪が細く感じる
ボリュームが出にくい
分け目が気になる
といった変化につながる場合もあります。
もちろん、すべての方に同じ変化が起きるわけではありません。
更年期の症状も髪の変化も個人差があります。
だから私は美容師として、「更年期だから仕方ないですね」と簡単に片付けたくありません。
また、「これをすれば必ず改善します」と言うこともできません。
大切なのは、まず何が起きているのかを知ることだと思います。
髪の変化は、髪だけの問題ではないことがあります。
体の変化や生活習慣、そしてホルモンバランスの変化が背景にあることもあります。
原因を知ることで、必要以上に不安にならず、自分に合ったケアを考えるきっかけになるかもしれません。
今回私自身が勉強して感じたのは、更年期は決して特別なものではなく、多くの女性が経験する自然な体の変化だということです。
そして、その変化は髪とも無関係ではありません。
これからも美容師として、お客様の髪だけを見るのではなく、その背景にある様々な変化についても学び続けたいと思います。
次回は、エストロゲンが髪にどのような役割を担っていたのかについて、もう少し掘り下げてみたいと思います。
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