「骨にはカルシウム。」
これは多くの方が知っていることだと思います。
もちろん間違いではありません。
でも、カルシウムだけを頑張って摂っていても、実は十分ではありません。
そこで大切になるのがビタミンDです。
ビタミンDは、食事から摂ったカルシウムを腸で吸収しやすくし、骨まで届ける働きをしています。
例えるなら、カルシウムが「材料」だとしたら、ビタミンDはその材料を必要な場所まで運んで活かしてくれる存在です。
だから私は、この二つは必ずセットで考えてほしいと思っています。
40代以降になると、女性ホルモンの変化によって骨密度は少しずつ低下していきます。
さらに筋力も以前より落ちやすくなります。
転びやすくなる、疲れやすくなるといった変化も、筋肉や骨の状態が関係していることがあります。
ビタミンDは骨だけではなく、筋肉の働きや免疫機能にも関わることが分かっています。
だから「骨の栄養」とだけ考えるのは少しもったいないかもしれません。
では、どうすればいいのでしょうか。
ビタミンDは、鮭やサバ、イワシなどの魚類、卵、きのこ類などに多く含まれています。
そしてもう一つ、体には食事以外でビタミンDをつくる方法があります。
それが日光です。
紫外線を浴びることで皮膚の中でビタミンDが作られます。
とはいえ、長時間日焼けをする必要はありません。
季節や地域、肌質によって必要な時間は変わりますが、普段の生活の中で無理のない範囲で太陽の光を浴びることも大切です。
最近は紫外線対策が当たり前になり、とても良いことだと思います。
一方で、極端に日光を避ける生活が続くと、ビタミンDが不足しやすくなることもあります。
何事もバランスですね。
アンチエイジングというと、高価な化粧品や特別なケアを思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、私は毎日の食事や生活習慣の積み重ねこそが、5年後、10年後の自分をつくると考えています。
鉄、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、そしてビタミンD。
どれか一つだけが特別なのではなく、それぞれが支え合って働いています。
美容室で髪をきれいにすることはできます。
でも、その髪をつくる材料や、健康な体を支える土台は毎日の生活の中にあります。
これからも、髪だけではなく、体の内側からのアンチエイジングについても、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
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