最近では育毛サプリやインナーケア商品で見かける機会が増えた「ノコギリヤシ」。
名前は聞いたことがあっても、
「何の植物なの?」
「なぜ育毛サプリに入っているの?」
「普通のサプリと何が違うの?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
今回はノコギリヤシの歴史や特徴、育毛サプリで注目される理由についてわかりやすく解説します。
ノコギリヤシとは?
ノコギリヤシはアメリカ南東部に自生するヤシ科の植物です。
背丈は低く、地面を這うように広がりながら成長します。
黒紫色の実をつけるのが特徴で、この実がサプリメントの原料として利用されています。
先住民族の「万能薬」として使われていた
ノコギリヤシは近年になって発見された成分ではありません。
アメリカ先住民族は古くからノコギリヤシを利用しており、
- 活力維持
- 健康維持
- 男性の悩み
- 消化サポート
など、さまざまな目的で活用していました。
まさに自然が育てた万能薬のような存在だったと言われています。
近代医学で再び注目された理由
20世紀後半になると、研究者たちはノコギリヤシの実に含まれる成分に注目しました。
その中でも特に注目されたのが
- 脂肪酸
- 植物ステロール
です。
研究が進むにつれ、男性の健康維持や髪に関する研究でも取り上げられるようになりました。
ノコギリヤシが育毛サプリで使われる理由
AGA治療薬として知られるフィナステリドは、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモン由来の物質に着目しています。
ノコギリヤシも同様に、DHTに関する研究が進められている植物成分です。
もちろんノコギリヤシは医薬品ではありません。
しかし、
「同じ方向に着目した植物由来成分」
として世界中の育毛サプリで利用されています。
医薬品との大きな違い
ノコギリヤシはサプリメントです。
そのため医薬品のような強い作用を期待するものではありません。
一方で、
- 植物由来
- 日常的に取り入れやすい
- 長く続けやすい
という特徴があります。
髪の悩みは数週間で解決するものではありません。
だからこそ、
「無理なく続けられること」
も大切なポイントになります。
実はほとんどが野生種
意外と知られていませんが、ノコギリヤシは人工栽培が非常に難しい植物です。
これまで何度も人工栽培が試みられてきましたが、成功例は多くありません。
現在流通している原料の多くは野生種です。
そのため、
- ハリケーン
- 干ばつ
- 自然災害
などの影響を受けることがあります。
収穫量が減れば価格が高騰することもあります。
火事にも負けない生命力
ノコギリヤシは非常に生命力の強い植物です。
自然火災で地上部分が焼けてしまっても、根が生きていれば数週間で新芽を出します。
厳しい自然環境の中で生き抜いてきた植物だからこそ、今も世界中で注目され続けているのかもしれません。
粉末エキスとオイルの違い
ノコギリヤシには大きく分けて
- 粉末エキス
- オイル(脂肪酸オイル)
があります。
粉末エキス
実を乾燥・粉砕して成分を抽出したもの。
比較的扱いやすく、多くのサプリで採用されています。
オイル
実に含まれる脂肪酸を抽出したもの。
オレイン酸やラウリン酸などの脂質成分を含みます。
ビュリクシールが特徴的なのは、このオイルに着目している点です。
一般的な育毛サプリが
「亜鉛」
「アミノ酸」
などの栄養補給型なのに対し、
脂肪酸バランスや頭皮環境にも着目しているのが特徴です。
サプリだけで髪は生えません
最後に大切なこと。
どんなサプリメントでも、それだけで髪が生えるわけではありません。
髪を育てる土台となるのは、
- 睡眠
- 食事
- 運動
- ストレスケア
です。
サプリメントはあくまで補助。
未来の髪のためのインナーケアとして上手に活用していくことが大切です。
まとめ
ノコギリヤシは、
先住民族の知恵と近代科学が出会い、現代まで受け継がれてきた植物です。
育毛サプリの定番成分として知られていますが、その背景には長い歴史と多くの研究があります。
髪の悩みが気になり始めた方は、
まずは外側のケアだけでなく、内側からのケアにも目を向けてみてはいかがでしょうか。