今回で、ひとまず栄養シリーズは一区切りです。
タンパク質から始まり、鉄、マグネシウム、カルシウム、ビタミンD、亜鉛、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、抗酸化、そしてオメガ3脂肪酸。
一つひとつは普段あまり意識しない栄養素かもしれませんが、どれも私たちの体にとって欠かせない存在です。
美容師なのに、どうして栄養の話をするの?
そう思われる方もいるかもしれません。
でも私自身、お客様と向き合う中で強く感じることがあります。
髪だけを見ていても、本当の意味でのアンチエイジングはできないということです。
例えば、髪のツヤが欲しい、ハリやコシが欲しい、抜け毛が気になる。
もちろん美容室でできることはたくさんあります。
カットやカラー、トリートメントなどで見た目をきれいにすることはできますし、それも美容師として大切な仕事です。
でも、その髪を作っているのは毎日の体です。
材料になるタンパク質が不足していたら。
その働きを助けるビタミンやミネラルが不足していたら。
腸内環境が乱れて栄養をうまく吸収できなかったら。
いくら外側からケアをしても、限界があります。
だから今回のシリーズでは、「これだけ食べれば大丈夫」「この栄養素だけ摂れば健康になれる」という発信はしませんでした。
体はそんなに単純ではないからです。
タンパク質が体を作り、ビタミンやミネラルがその働きを支え、食物繊維が腸内環境を整え、抗酸化やオメガ3脂肪酸が細胞を守る。
それぞれが役割を持ちながら、お互いに支え合っています。
健康も美容も、どれか一つだけでは完成しません。
だから私は、お客様にも「完璧を目指してください」とは思っていません。
外食の日があってもいい。
甘いものを食べる日があってもいい。
忙しくてコンビニの日があってもいい。
それでも、昨日より少しだけ体をいたわる選択ができたら、それだけで十分前に進んでいると思います。
美容も健康も、続けられることが一番大切です。
そして、私がこれから力を入れていきたいことがもう一つあります。
それが頭皮環境です。
体の内側を整えることはもちろん大切ですが、髪は頭皮という畑から育ちます。
畑の環境が整っていなければ、良い髪は育ちにくくなります。
そこで、髪匠りのんではヘナも取り入れていく予定です。
ヘナというと「白髪染め」というイメージが強いかもしれません。
もちろん髪を染めるための選択肢でもありますが、私が注目しているのは、頭皮への負担をできるだけ抑えながらケアができるという考え方です。
体の内側では栄養を整え、外側では髪と頭皮をいたわる。
その両方がそろって、未来の髪や肌につながっていくと考えています。
今回の栄養シリーズは、私自身も勉強しながら、お客様にもできるだけ分かりやすく伝えたいという思いで発信してきました。
調べれば調べるほど、「健康って本当につながっているんだな」と改めて感じています。
これからも新しいことを学びながら、髪だけではなく、10年後も笑顔で過ごせるお手伝いができる美容師を目指していきます。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
これからも髪匠りのんらしく、「髪・頭皮・体」をつなげて考えるアンチエイジングを発信していきますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。
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