「油は太るから控えた方がいい。」
そんなイメージを持っている方は多いかもしれません。
もちろん、摂り過ぎには注意が必要ですが、油には「減らしたい油」と「積極的に摂りたい油」があります。
その代表がオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は、私たちの体内ではほとんど作ることができない必須脂肪酸の一つです。そのため、毎日の食事から摂る必要があります。
オメガ3脂肪酸は細胞の材料
私たちの体は約37兆個もの細胞でできているといわれています。
その細胞一つひとつを包んでいる「細胞膜」の材料になるのが脂質です。
細胞膜がしなやかで健康な状態を保つことで、栄養や情報のやり取りがスムーズに行われ、細胞本来の働きを発揮しやすくなります。
つまり、良い油を摂ることは、体全体の健康を支える土台づくりにもつながります。
慢性的な炎症を穏やかにする働き
炎症は、本来は体を守るために必要な反応です。
しかし、加齢や生活習慣などによって体の中で軽い炎症が長く続く「慢性炎症」の状態になると、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病、さらには老化にも関わることが分かってきています。
オメガ3脂肪酸には、この慢性的な炎症を穏やかにする働きがあると考えられており、健康維持の面でも注目されています。
血管や心臓の健康をサポート
オメガ3脂肪酸は、中性脂肪を下げる作用や、血液を健康な状態に保つ働きが期待されています。
そのため、血管や心臓の健康を支える栄養素として、多くの研究が行われています。
40代以降は生活習慣病のリスクが少しずつ高まる年代だからこそ、毎日の食事で良質な脂質を意識することが大切です。
髪や肌にも関係があります
髪や肌も細胞からできています。
細胞膜の材料となるオメガ3脂肪酸を十分に摂ることで、肌のうるおいや髪のツヤを保つための環境づくりにもつながります。
もちろん、オメガ3脂肪酸だけで髪や肌が美しくなるわけではありません。
タンパク質やビタミン、ミネラルなどと一緒に、バランスよく摂ることが大切です。
オメガ3脂肪酸を多く含む食品
オメガ3脂肪酸は、次のような食品に多く含まれています。
- サバ
- イワシ
- サンマ
- サケ
- マグロ(脂の多い部分)
- アマニ油
- えごま油
- くるみ
魚を週に2〜3回取り入れたり、アマニ油やえごま油をサラダや納豆にかけたりするだけでも、毎日の食事に取り入れやすくなります。
なお、アマニ油やえごま油は熱に弱いため、加熱せずに使うのがおすすめです。
毎日の積み重ねが未来をつくる
健康は特別なサプリメントだけで手に入るものではありません。
毎日の食事の中で少しずつ良い選択を積み重ねることが、5年後、10年後の体や髪、肌につながっていきます。
「油を減らす」のではなく、「良い油を選ぶ」。
ぜひ今日の食事から、オメガ3脂肪酸を意識して取り入れてみてください。
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