ヘナだけ?インディゴも使う?植物染めの使い分けについて

ここ数日は、ヘナとインディゴについてお話ししてきました。

ヘナ100%なら、白髪部分にはオレンジ系の色が現れる。

インディゴを組み合わせることで、そのオレンジを抑えてブラウン〜暗めの色合いに見せることもできる。

ここまで聞くと、

「じゃあ私は、ヘナとインディゴをどのくらい混ぜればいいの?」

と思いますよね。

でも実際の施術では、希望する色だけを聞いて配合を決めているわけではありません。

今回は、私がヘナとインディゴをどう考えて使い分けているのかについてお話しします。

まず見るのは「今の髪」

ヘナやインディゴを使う前に、まず確認したいのが現在の髪の状態です。

白髪はどのくらいあるのか。

地毛はどのくらいの明るさなのか。

毛先には以前のカラーが残っているのか。

ブリーチやパーマなどの履歴はあるのか。

そして、

「オレンジを活かしたい」

「もう少し落ち着いた色にしたい」

「白髪をあまり目立たせたくない」

など、どんな仕上がりを希望されているのか。

こうしたことを一つずつ見ながら考えていきます。

ヘナ100%という選択

ヘナ100%の場合、白髪部分にはヘナのローソンによるオレンジ〜赤みのあるオレンジ系の色が現れます。

一方、黒髪を一般的なヘアカラーのように明るくするものではありません。

そのため、黒髪の中に白髪が少し混ざっている方なら、白髪だった部分にオレンジが加わり、全体では自然になじんで見えることもあります。

「ヘナのオレンジが好き」

「黒髪の中に自然になじめばいい」

という方なら、ヘナ100%も選択肢になります。

オレンジを抑えたい場合はインディゴも

反対に、

「オレンジが強く出るのはちょっと苦手」

「もう少しブラウン系に見せたい」

という場合には、インディゴを組み合わせる方法があります。

これまでお話ししてきたように、

ヘナのオレンジ系+インディゴの青系

この2つの色が重なることで、オレンジだけの場合とは違ったブラウン〜暗めの色合いに見えてきます。

ただ、ここでひとつ注意があります。

「インディゴを増やせば暗くなる」だけではない

絵の具を混ぜる感覚で考えると、

「インディゴをたくさん入れれば、その分だけ暗くなる」

と思ってしまいそうです。

でも実際の髪では、そんなに単純ではありません。

同じ配合で施術したとしても、白髪の量や髪の状態、これまでのカラー履歴などによって色の見え方は変わります。

さらにインディゴは、前回お話ししたように施術直後から時間とともに色の見え方が変化します。

だから、

「この割合なら絶対にこの色になります」

とは考えないようにしています。

植物染めだからこそ、その人の髪を見ながら判断することが大切だと思っています。

一度決めた配合が「正解」とも限らない

ここは、私がヘナをメニュー化してから特に感じているところです。

初回に配合を決めて施術する。

その日の仕上がりを見る。

さらに数日後の色の変化を見る。

そして次回来店されたときに、前回からの経過を確認する。

「もう少しオレンジを抑えてみようか」

「今回はヘナを少し多めにしてみようか」

「毛先は今の色を活かそうか」

そんなふうに、次の施術を考えていきます。

実際に、りのんでも2回目のヘナに来てくださるお客様が増えてきました。

初回とまったく同じことを繰り返すのではなく、前回の結果があるからこそ、次の提案ができます。

ヘナは「一度染めたら終わり」ではない

私がヘナを始めておもしろいと感じているのが、ここです。

一般的なヘアカラーと優劣を比べたいわけではありません。

ヘナにはヘナならではの考え方があります。

その日の髪を見て、配合を考える。

数日後の色を見る。

次回来店したときの状態を見る。

そしてまた、そのときの髪に合わせて考える。

その人の髪と相談しながら、少しずつ育てていく。

そんな感覚に近いと思っています。

7月からヘナをメニュー化して、すでに2回目に来てくださっているお客様もいらっしゃいます。

これが半年、1年と続いたときに、その方の髪がどう変わっていくのか。

私自身、それを見るのをとても楽しみにしています。

次回は実際の「配合」のお話

ここまで、

「ヘナ100%」

「ヘナ+インディゴ」

と大きく分けてお話ししてきました。

では実際には、

ヘナとインディゴをどのくらいの割合で使っているのか?

次回は、私が実際に施術した配合例も交えながら、

「ヘナとインディゴ、混ぜる割合でどう変わる?」

についてご紹介します。

植物染めは、ここからさらにおもしろくなってきます🌿

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