ヘナというと、
「根元から毛先まで同じものを塗る」
というイメージがあるかもしれません。
でも私は、髪の状態によって根元と毛先で配合を変えることがあります。
なぜなら、同じ1本の髪でも根元と毛先では条件が違うからです。
根元には「新しく伸びてきた髪」がある
根元には、前回の施術後に新しく伸びてきた髪があります。
白髪染めとしてヘナをされている方なら、ここに新しい白髪も出てきます。
そのため根元では、
白髪がどのくらいあるのか。
どのくらいの色合いにしたいのか。
そうしたことを確認しながら、ヘナとインディゴのバランスを考えます。
毛先には「これまでの履歴」がある
一方、毛先はまったく条件が違います。
これまでのヘナやヘアカラーなどが何度も重なってきた部分です。
すでに十分な色が入っている毛先に、根元と同じ配合を毎回重ねる必要があるのか?
ここを考えることが大切だと思っています。
場合によっては、毛先はヘナ100%にすることもあります。
私が毛先を見るときは色だけではありません。
艶、手触り、まとまり、ダメージの状態。
そして、これからどんな髪にしていきたいのか。
そうしたことも含めて考えます。
「白髪を染める」と「毛先を整える」は別の目的
根元の目的が、
「新しく伸びてきた白髪を染めること」
だとしたら、毛先の目的は必ずしも同じではありません。
すでに色が入っているなら、これ以上色を重ねすぎない。
毛先の状態によっては、根元とは違う配合にする。
必要に応じて塗り分ける。
つまり、
根元には根元の目的。
毛先には毛先の目的。
があるということです。
「全部同じ」より、今の髪に必要なものを
前回は、ヘナとインディゴの配合は一度決めたらずっと同じではなく、施術結果を次につなげるデータとして考えているというお話をしました。
根元と毛先の塗り分けも同じです。
毎回決まった方法で施術するのではなく、その日の髪を見て考える。
これまでの履歴を見る。
お客様のご希望を聞く。
そのうえで、必要なところに必要な施術をする。
ヘナも「植物を塗るだけ」ではなく、髪を見ながら組み立てていく。
ここにも、美容師がヘナを扱う意味があると私は思っています。
次回は、
「ヘナを繰り返すと毛先はどうなる?」
色だけではなく、私自身が実際に続けて感じている艶や手触り、まとまりの変化についてもお話しします。
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